TOSA　KEN-NATA　300　Double-edged White steel　Leather case

自分は、造林屋の小僧ですので、少々、門外漢な気もしますが、どうにも最近、野犬と遭遇する事が多い気がして、牽制しながら逃げるために、こちらの剣鉈を購入させて頂きました。
この鉈なら、仕事にも便利に使えて、もしもの場合にも心強いと思いましたので。
で、感想ですが、先ず、持ってみた感じは、想像していたよりも、遥かに、取り回しがいい感じがしました。
正直、何も考えずに尺を選択してしまい、後から、ちゃんと振るえるか不安になっていたのですが、まったく問題なく使えて、有りがたい限りです。
恐らく、標準的な、七寸の腰鉈を使用している方なら、尺を選んでおいて間違い無いかと思います。
ある程度、重さが有る方が、他分、山では使いやすいかと。
そして、実地！三重県にある山で、見回り＆マーキングがてら、色々と、使い方を試してみました。
先ずは、低木の類から。
重さを武器にして叩き斬れる腰鉈ほどではありませんが、結構、太い物でも大丈夫なようです。
最も、振り下ろせば刃が刺さる腰鉈と違い、ヘタな叩き方をすると、弾かれ安いようですが、その辺りは、慣れてくれば、問題ないように思えました。
若干のパワー不足は、腕力でカバーしましょう！
次に、蔓性の植物。
木質の藤や葛に関しては、そこそこラクに切れます。もう少し細く柔軟な蔓や茨のようなものは、鎌の方が楽ですが、及第点は超えているかと。
蔦のように、木に張り付くようなやつを切るのには、一番便利でした。
その他、小型、大型の笹などもある程度なぎ倒していけますので、本当に、かなり便利ですね。
それぞれ、専用の道具には及ばなくても、汎用性が高く、色々な用途に使えるようですので、距離を歩く分、あまり装備を重くしたくない見回りには、うってつけかも。
マーキング用に使ってる、ビニール紐切ったりするのにも、便利です。
耐久性の面も、不安無く使えました。
自分の扱い方は、あまり道具に優しく無いはずですが、一日中振り回していても、刃こぼれするような事はありませんでした。
多分、石でも叩かない限りは大丈夫かと。
白紙で、切れ味と粘りの絶妙な味付けをなさるのは、本当に職人技！
多分、「何でもいいから、青より切れる白を作って！」と言ったら、作る事は出来るんでしょうね。
でも、敢えて、そうはなさらないのは、実用できる領域を知り尽くしておられるからかと思っております。
素晴らしい品を、有難う御座います。

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